年に5回くらいは訊かれることです。
結論から先に言えば(人)によってはある、(人)によっては無い。
別に(人)を選んで物件を出す訳ではありませんが、以下解説。

掘り出しモノ・・そう、読んで字のごとく掘って出したモノ。 
って事は基本的に土とか苔とかで汚れが付着してるイメージですよね? 
そのままだと使えないから、綺麗にして使うなり売るなりしますよね?

これがそのまま不動産にも当てはまります。

売り物件で圧倒的に安いってのは大体次のどれかに該当します。
(他にもあるけどキリがない)

①告知事項のある物件        いわゆる事故物件
②不適合接道や地中越境やがけ地   再建築不可又は造成を要する
③近隣や環境に難あり        反社とか線路とか繁華街とか
④売主さんの売り急ぎ        1週間以内に現金化したい
⑤相場の勘違い           不動産屋の相場勘が欠如

想像すればわかる通り⑤以外は汚れを落とす=手を加えて改善や
加工を必要とする物件です。
因みに⑤は古くからやってるけど賃貸管理だけで食べていけてるような
駅前の業者さんで極稀に発生するレベル。
私も若い頃は飛び込みで年に1回くらいはこういった物件を
仕入れる事が出来ました。
オー〇〇ハウスさんはコレを狙ってひたすら業者周りをしてますね。
(嫌われながら)

話を戻そう。よく考えて下さい。
あなたに①~④を解決するだけの知識と時間とお金はありますか?

①はお金の問題じゃなく、気にしなければイイのでクリアの可能性アリ
②は簡単じゃない。役所にも何度も交渉、近隣にも交渉、測量費、
工事費、時間とあらゆる労力が掛かります。コレ簡単じゃないです。
③これも①と一緒で我慢出来ればアリと言えばアリ
④あなたがキャッシュで数千万単位を数日で用意出来るならアリ

こう考えると、あくまで普通の人がマイホームとして掘り出しモノを
探すのはナンセンスですよね?
そもそも、自分達が欲しいエリアに欲しい予算で格安が出る
可能性って、かなり低いです。

我々業者のようにビジネスとして資金もノウハウもあって、
場所も大きさも関係ない(人)なら積極的に掘り出しモノを探す
意義はあります。(自分で住む訳じゃないので)。

でも・・・マイホームを探す(人)には掘り出しモノは無いんです。

と言うか、見つけても目的を達成する為の・時間・現金・知識が
必要なので【掘り出しモノ)は無いのと一緒です、と言うお話でした。